WEBカメラの選び方/社員が実際に使っているWEBカメラは何?
リモートワークをする際は、ZoomやTeamsでのWEBミーティングが必須になります。
社内のWEBミーティングや、お客様とのWEBミーティングなど、さまざまあると思いますが、自分の顔がどう相手に映るかは、非常に重要です。
ノートPCの場合、カメラが付いていることが多いと思いますが、カメラの位置が調整できないことはもちろんのこと、市販のWEBカメラよりも性能が低いことが多いため、WEBカメラを別途用意することをお勧めします。
デスクトップPCの場合は、ついていませんので、購入が必須になります。
ただ、WEBカメラといっても、たくさんの製品が販売されていて、どれを選んだらよいかわからないと思いますので、ここでは、WEBカメラの選び方を解説します。
目次
■解像度
カメラの性能を表す重要な指標の一つです。この数字が大きいほど、綺麗に映ると思ってもらって構いません。
一般的には、720p(HD)、1080p(フルHD)、4K、などと表現されます。
ただ、WEBミーティングで使用するツールには最大の解像度が決められていますので、YouTuberとして配信する、など言うことが無ければ、4Kは不要だと思います。
ツールと最大解像度
ツール | 最大解像度 |
---|---|
Zoom | 720p |
Teams | 1080p |
Google Meet | 720p |
なお、WEBカメラの性能は、画素数で表記されることもあります。解像度とは異なる指標ですが、こちらも、数字が大きくなるほど、映像はきれいになります。解像度との対応は、おおよそ、以下のようになります。
画素数 | 解像度 (ピクセル数) |
---|---|
100万画素 | 720p (HD: 1280×720) |
200万画素 | 1080p (フルHD: 1920×1080) |
800万画素 | 4K(3840×2160) |
■画角
画角によって、映る範囲が変わります。
画角が狭いと、自分自身が中央に大きく表示されますが、自分の背景はあまり映りません。
画角が広くなればなるほど、自分は小さくなっていき、背景の左右が大きく映るようになります。画角が大きいと、複数人で映ることができますが、背景の余計なものまで映ってしまう、というデメリットもあります。
必要な画角の目安は、以下の通りです。
人数 | 画角 |
---|---|
1人 | 50°~80° |
2人 | 70°~100° |
3人 | 100°~120° |
5人以上 | 150°程度 |
■フレームレート
1秒間に表示できるフレーム数を表す数値で、この数値が大きくなるほど、動画が滑らかになります。
今販売されているWEBカメラのフレームレートは、30fpsか、60fpsがほとんどですが、WEBミーティングで使うだけであれば、30fpsで十分です。
■内蔵マイク
WEBカメラには、内蔵マイクが付いているものも多くあり、それを使用すると、別にマイクを用意する必要がないので、とても便利です。
内蔵マイクは、ステレオのものや、モノラルのものがあります。
一般的には、外付けのマイクより性能が劣ることが多いですが、いくつかのWEBカメラは、非常に高性能なマイクが内蔵されており、外付けマイクをそろえる必要がないものもあります。
■形状
ノートPCやディスプレイに乗せることが前提のもの、
WEBカメラ単体で自立するもの、
三脚に取り付けられる穴が付いているもの、
上記の機能を複数持つもの、
など、様々ですので、自分の使う場所に合わせて、選ぶ必要があります。
■その他
これら以外にも、特徴があるWEBカメラがあります。
- 専用のソフトウェアで、画角や画質の調整が可能。
- 暗い所でも、自動的に画質を補正してくれる。
- フォーカス(ピント合わせ)が自動のもの、手動のもの。
■オススメのWEBカメラ
ここでは、当社の社員が実際に使っている、オススメできるWEBカメラをご紹介します。
社員にアンケートを取ったところ、
WEBカメラのメーカーは、
ロジクール 80%
eMeet 10%
その他 10%
と、圧倒的にロジクール製品を使用している社員が多かったです。
オススメ1:ロジクール C920n
実に社員の半分以上がこのWEBカメラを使用しており、圧倒的に人気のある機種です。
画質がきれいで、ステレオマイクの音質も良く、夕方以降部屋が暗くなっても、自動的に明るさ補正をしてくれる(HD光調整)、まさに、WEBミーティングに最適なカメラと言えるでしょう。
Logi Tuneという専用の無料ソフトを使えば、画角が変えられる(ズームできる)他、コントラストやホワイトバランスの調整などもできます。
解像度:1080p
画角:78°
フレームレート:30fps
マイク:ステレオ
フォーカス:自動
なお、このカメラの上位機種にあたるC922nは、60fpsまで対応していますが、WEBミーティングではそこまでのフレームレートは必要ないと思います(三脚付き、というメリットはあります)
オススメ2:ロジクール C270n
C920nは、画角が広く2人まで映せますが、そこまで必要ない、もう少し安いものが欲しい、という方には、このC270nがオススメです。このカメラも、自動光補正機能が付いています。
解像度:720p
画角:55°
フレームレート:30fps
マイク:モノラル
フォーカス:固定
オススメ3:eMeet NOVA
eMeetは、中国深セン市にあるメーカーで、WEBカメラのほか、スピーカーフォンなどを販売しています。コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。
画質は、ロジクールの製品に比べると、少し劣ります。
解像度:1080p
画角:96°
フレームレート:30fps
マイク:無指向性マイク×2
フォーカス:自動
今回は、WEBカメラの選び方や、オススメの機種をご紹介しました。
画面越しにしか会話できないWEBミーティングでは、どのように自分の顔が映るかが、非常に重要になります。
ぜひこの記事を参考にして、WEBカメラを選んでみてください。