なぜリモートワークをするのか?
この記事では、当社アクロクエストがそもそもなぜリモートワークを実施しているのかを書きたいと思います。
実は当社では、社員にアンケートを取ると、ほとんどの人がリモートワークの継続を希望しています。つまり「なぜやるのか?」という問いに対する答えは、「社員がそれを望むから」です。
ではなぜ、社員はリモートワークをやりたいのでしょうか? 社員からは様々な声が上がっていますが、だいたいまとめると次ような点です。
1. 通勤時間がなくなって時間を有効活用できる。
当社の社員は、もともとほとんどが徒歩15分圏内に住んでいますが、それだけの通勤時間でも毎日使わなくて済むのであればありがたいものです。
私自身もオフィスから15分どころか5分のところに住んでいますが、これは実感するところです。
2. 社員が自分の工夫で自宅=職場環境を整えることができる。
これはやはりエンジニアにはうれしいのではないでしょうか? 若手エンジニアの中にはディスプレイを5枚も並べて、しかもちゃんとすべて活用しているツワモノがいますが、同じことをオフィスでやろうとしたらなかなか難しいですよね。
社員の自宅の仕事環境を少し紹介します。
3. 必要なときに必要な人とすぐにミーティングができる。
当社は何でも(給与までも)社員の話し合いで決める社風ということもあり、もともとミーティングの頻度が非常に多かったです。
そのため、リモートワークに移行する前はオフィスに出社している時と同様の頻度と質でミーティングができるかどうか不安でしたが、これはまったくの杞憂でした。
それどころか、リモートワークはアクロクエストのミーティングをレベルアップさせました。
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- 会議室という場所に縛られずにいつでも必要な人を集めることができる
- 画面上に参加者全員の顔が見える。その表情から相手の理解度や感情がわかる。
- ディスプレイの前に座ったまま会議を続けるのは体力を消耗しやすいので、ミーティング時間にシビアになった。
普通のミーティングなら30分、リモート懇親会は1時間というルールができ、それ以上長時間は話さなくなりました。
4. 子育てなどの社員の家庭の事情に対応しやすい。
少しだけ仕事を抜けるということがやりやすいので、子育て中の社員は喜んでいます。
また、今後親の介護が必要になる場合でも、やはりリモートワークは必須になると思います。
5. 災害時にそもそも自宅にいるので帰宅難民にならずに済む。
このことの安心感は大きいですね。東日本大震災の時は、客先に出ていた一部の社員が帰宅難民になってしまったこともありました。現在、アクロクエストは社員がオフィスに出社しないだけでなく、顧客に対してもリモート対応をお願いしているため、客先に行くこともありません。コロナ感染リスクを下げるというだけでなく、災害時も安心です。もちろん社員は防災グッズを自宅に買い揃えています。
また、自宅=職場なので、引っ越し先を探す社員には、古すぎる物件や崖が建物に近い物件などは選ばないようにアドバイスしています。
6. 服装が楽??
上はスーツの時でも下はスウェットです。
ここまで読んでくださった方の中には、「メリットを並べて書いているだけで、デメリットは書いていないじゃないか!」と思われた方もいると思います。それらのデメリットをアクロクエストではどう解決しているかは、また別の記事で。
この記事の最初に書いたように、アクロクエストでは社員が希望するからこそリモートワークの実施を継続しています。他方、オフィスで仕事がしたいという社員も何人かはいて、その人たちは出社しています。今後はオフィスワークとリモートワークを並行して実施していくことになると思います。
いずれにせよ、社員の希望する働き方に合わせて会社の仕組みを変えていく、ということですね。
それでは。